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あまり役に立たない豆知識

ここの管理人から提供される豆知識に誰が期待するだろうかということで、
至って役に立たない知識を過去の恥と共に披露したいと思います。(恥ずかしくないのか)


あれはまだカナダに留学していた時のこと。
授業中、なんの流れでそうなったのか先生が「バンゴー」という人物の話をし始めた。

当然、みんな知っているだろうと言うように、
その人物に関する一切の注釈なしに話が進められて私一人あたふたとした。

「番号…?」←絶対違う

実際、私だけがその人物を知らないようでクラスの皆が、あーだこーだと言っていた。

なぬっ!?
そんなに有名な画家なのか!? ←話の流れで画家だというところまではわかったらしい。

と、自分の教養の無さに愕然とする。

しかし、よくよく考えて見れば「バンゴー」なんて名前を教科書で見たことなどない。
となると、教育制度の違いもしくは日本で紹介されるほど有名な画家ではないため習わなかったんだと勝手に判断し、
あぁ、なんて可哀想なバンゴー、私が帰国したら頑張ってその名を広めておくよと自己完結。←何様

よって、バンゴーを知らない私は非常識じゃないという結論に至り
フツーにクラスメイトに聞いてみた。

「バンゴーって誰? そんなに有名なの?」と。

で、その瞬間、えぇーー!?という相手のリアクションにクラス中がこちらに集中。

なになに?バンゴー知らないとそんな扱いなの?
私、芸術とかそんなに詳しくないし、このクラスも芸術のクラスじゃないじゃん。
知らない生徒もいるだろうよ、バンゴーなんて。

と冷静にしていたら、先生までもが「バンゴーを知らない?」と驚きの目で私を見てきた。

それらの反応にもめげず、「例えば代表作なんですか?」と聞いてみる。
だが、タイトル言われたところで分かるはずもなく、その他の情報を与えられてもさっぱり。

バンゴーバンゴー煩い先生に、バンゴーノイローゼになりそうだと思った。

最終的に「日本ではバンゴーを教えないのか?」と呆れたように聞かれ、「たぶん・・・?」と答えたら
最上級の哀れみを含んだ「Oh my gosh....」をいただいた。

そのクラスで唯一の日本人だった私のせいで、日本ではバンゴーを教えないという教育危機的な印象と
哀れみの視線がクラス中から降り注ぎ、私は一人、島国なめんなよと心の中で呟いていた。←声に出しては言えない


しかし!!

先生が黒板にその名前を書いた瞬間、突然私は閃いた。

van gogh... バンゴー...

van gogh... バンゴー...

gogh...?

これは・・・、まさかのゴッホ・・・!?


すぐさまネットで調べ、それが正解だと知ったときのなんとも言えない安堵と衝撃を今も忘れられない。

英語だとバンゴーって発音するんだ・・

その後、ゴッホ知ってます、ちゃんと日本で教えられました、とクラスで訂正。←己の無知で日本の教育を危機にさらした奴

だが、日本人て「gogh」をゴッホって読むの?笑える、みたいな反応に
私は一人、島国なめんなよと再び心の中で呟いていた。




現在、ゴッホ展をやっているようで
駅のホームにずらりと並んだポスターを見て思い出した過去の出来事。




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