黒子っちマジ黒子っち！

先日、家に帰る途中、道端に封筒が落ちているのに気付いた。
あのよくある細め（？）の茶封筒で、明らかに目に付くところに落ちてるが、誰も拾う気配がなかった。
そこに着くまで、拾ってあげるべきかどうかものすごく考えた結果、私が拾わなくても大丈夫かと思い結局通り過ぎた。
でもそのあとで、ふと、時期が時期だけにすっごい大切な手紙だったらどーしよう・・と不安になる。
もしかしてこれが届かないことによってなにか大変なことが起こったら・・・と考え始めたらモーレツに心配になり、
１０ｍほど行ったところでまた引き返す。
突然踵を返した私に後ろの人々が驚いていて、それだけで若干恥ずかしかったのに、落ちてる封筒を拾うというなんとも言えない羞恥心。
そして封筒を拾い上げ、宛名をみて、その左下にある赤いハンコに気付いて、これまたなんとも言えない切なさ。

「請求書在中」

むしろ受け取りたくないんじゃないのかと思える唯一の封筒を拾う奇跡ったらないな。
しばしその文字を見ながら佇み、よくよく考えてみたら、落とした人は困ってるかもしれない！という結論に辿り着く。
消印があったら家の近くの交番に届けようと思ったが、見てみるとポストに出す前だったのか消印がない。
ならば私が代わりにポストに出してあげるのが正義！と、意気揚々と交番の前にあるポストに投函。
しかし投函した後でまたふと気づく。
落とした人は絶対に落としたことに気付いているはずだから、むしろその人に連絡してあげた方が正しかったのではないかと。
そーいえば、封筒の裏に連絡先書いてあったな・・と。
落としたことに気付いて、すぐに別の請求書を出してたらどうしようと焦り始める。
そしたら二重請求になるわけだから、先方が怒って取引やめられちゃったらどーしようと最悪の事態まで予想。
というか、むしろみんなに踏まれて封筒に足跡とか付いてたけど、そんな請求書を投函してよかったのだろうか。。
次々と溢れる不安に、思い付きで行動することの浅はかさをこの年になって知る。
でもまぁ、仕方なし。すでに封筒はポストの中だし、取れないし。←反省してねぇ

とはいえ、なんだか良かれと思ってやったことがすべて微妙（いやむしろマイナス）で、
なんだかなぁと切なくなった。

もっと日々、頭を使わないと幸せになれないんだな、うん。