黒子っちマジ黒子っち！

私が朝起きるとすでに父がトイレに入っていた。
いつもなら気にならないが、その日は珍しくどうしても仕事へ行く前に用を足したかった。
父がトイレが長いのは周知の事実だったし、急かすのも可哀相なのでとりあえず支度をしながら待つことにした。
私が家を出る前までには出てくるだろうと思っていたが、１０分経っても、２０分経っても

父、まったく動く気配なし。

さすがに出勤時間ギリギリになったのと、自分が我慢の限界にきたのもあって
意を決して、申し訳なさ気に声を掛けてみた。

「ねぇ？まだかかる？」

すると父、

「おっ！？なんだ？トイレか？」

って、そうだよ・・・　そんな爽やかに聞くなよ・・と思いつつ、

「そうそう、出れる？」

って、私も無茶なこと言ってるなとか思いながらも背に腹は変えられず急かしてみる。

すると父、再び、

「なんだ、出れるぞ。　だって、座ってただけだからな。」

って、なんだそりゃーーーーーっ！
と突っ込んだのは言うまでもない。

そして父、ほんとに２秒後には出てきた
座ってるだけにしても長ぇよ・・・

後日、母に聞くと、
「あぁ、そうそう、あの人トイレでただ座ってるのが好きなの」って・・・アホなの？
みんなもっと適宜突っ込もうよ・・・でないと私が疲れるよ・・と思った今日この頃

朝は戦場だぞ！父よ！